雑学メモ[カラオケマイクとハウリング]

皆さんは、カラオケボックス で 良く 唄っている途中で「ピ〜ッ!!!」 って言う嫌な音に悩まされたことはありませんか?
マイクのボリュームを上げすぎると決まってそうなります。
この現象は 「ハイリング (Howling)」と言って、 スピーカから出た音をもう一回マイクが拾いこれがスピーカから出て・・・っと信号がぐるぐる回ってしまうのが原因です。
要するに「マイクにとって唄っている人の声が、スピーカから来る音より十分大きくなるようにボリュウームを調整すればいいんです。
ここまで来て、「う〜〜ん ちょっと府に落ちないなぁ〜 <ゲセン沼ッ!>」などと思っておいでの方も多いと思います。^^
そうですネ^^ あのカラオケBOXの大音響ッ! どう考えたって、勝てる代物じゃないでしょう^^・・・・ えッ 「私は勝ちますッ!」って?・・・・・はっはっはっはっはっは そう言う方も居ると思います。^^
実は、マイクロフォン にその秘密があるんです。
ここで ちょこっとばっかし 話しがめんどくなりますが,我慢して聞いてください。^^

マイクロフォンの構造 マイクロフォンの中には 右の図に様に音を感じる振動子とその振動子の動きを電気信号に変える変換部分が入っています。この部分を一般に「セル」と呼んでいます。
その外側にドームのような風除け(唄う人の息などが直接振動子に当たらないよう 通常は金網とスポンジを組み合わせた フィルタ)が付いています。
カラオケBOXで使っているほとんどのマイクが(右の絵もそうですが・・)「単一指向性マイク」と呼ばれるものです。すなわち、ある一方向(マイクの正面ですネ^^)から来る音を良く拾うようになっているのです。
それでは、どんな仕組みで音の来る方向がわかるんでしょうか?・・・・種明かししましょうネ^^

横からの音に関する説明 たとえば、スピーカからの音のようにあちこち反射してくる音はマイクの横からやってきます。
音って元々空気の振動ですから、横からの音は<振動子>の前にも後ろにも回りこんできます。
ですから,振動子は前からも後ろからも同じように押されて、結局あんまり動かないんです^^
又、マイクの後ろから来る音は、・・・・・マイクロフォンの胴体に遮られて直接振動子に伝わりません。
そろそろ、お判りの方も多いと思いますが・・・・ ここで、唄っている人の声(すなわちマイクロフォン正面からの音)はどうなのか絵にして見ました。図−3がそれです^^

マイクの正面から来る音の様子 あえて説明すれば、正面からやってくる音は、いきなり振動子に当たります。
すなわち、この方向から来る音に対して、「単一指向性マイクロフォン」は 最も感度が良いんです。
いまさらのように、申し上げるんですが^^ σ(^^)は何でこんな小難しい話しをしているのでしょうか?・・・・って 自分で聞くなッ!! ・・・ハイ。。ハイ。。ごもっともなことと思います。
実は、このお話し、カラオケ のあるテクニックと密接に関係があるんです。^^

マイクの持ち方 悪い例 良くカラオケボックスや カラオケスナックで 左の写真のようにマイクロフォンの頭を手で包み込むように持っている人を見かけます。(某 「M〜シャ」 の歌を唄ってる人に限った話ではありません(爆))
たしかに、意識の上では 自分の声が残らずマイクに届くように感じますし、それなりに格好も良いように感じます。しかし、マイクロフォンをそんな風に持ったとたんに、さっきお話した 「振動子の後ろ側に回りこむ音の成分」を手で遮ってしまうことになります。そうすると、マイクロフォンにはどの音がどっちから来るのか判らなくなってしまい、思いっきり「ピ〜〜〜ッ!!」っと ハウリングを起こす場合があります。
また、最近は「赤外線信号電送 (IrDA : Infrared data Assoiation)」を使った、ワイヤレスマイクが普及しています。
こいつらには マイクロフォンの首の所 または 尻のところに 赤外線の発光部分があります。
そこを、握ってしまうと 音が出なくなってしまいますネ^^
マイクロフォンは 胴体の真中辺りを持って 唄うようにすると マイクの性能を100%引き出せます^^

マイクの持ち方 良い例 一応右に、「正しいマイクの持ち方」(自爆) を示します。はっはっはっはっはっはっはっはっは
カラオケでは マイクロフォンの性能を100%引き出して楽しく歌ってください。(笑)

***マイクの性能を120%活かす裏技紹介***

ここで、ちょっとした裏技をご紹介しましょう^^
マイクロフォンを口に近づけて唄う(話す)と 自然に低い音(低音)が強調されます。<こう言った状態を 「オンマイク」と言います。>
逆に、マイクロフォンを口から離すにつれて(当然の事ながら・・)高音基調になります。<「オフマイク」と言います。>
この「オンマイク」/「オフマイク」 を上手に使うと、あなたの音域の弱点をカバーすることができます。 すなわち・・・・
音域的に、十分楽で、思いっきり声を出せる場合は、「オフマイク」で 低音域で少し苦しい時は、思いっきり「オンマイク」で唄うと、スピーカーからは良い感じの音で出てきます。
逆に、「オンマイク」で大声で歌うと 低域が強すぎて <音割れ>の原因になってしまいます。
間違っても 高音で苦しい時に「オンマイク」は使わないで下さい。 かすれた部分の粗が強調されて実にみっともない事になりかねません。(爆)(爆)
だらだらとくだらないお話しにお付き合い戴き誠にありがとうございましたm(_ _)mペコッ^^ もし、次回カラオケに行かれる時には是非お試し下さい。   <すけ(記)>

 

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